フィンランド人アーティストが描く、
北欧の幻想的な世界
イッタラのテーブルウェア”タイカ”で一躍有名になったフィンランド人アーティスト:クラウス・ハーパニエミ氏。日本では伊勢丹のワンダークリスマスのポスターやディスプレイも手掛けました。
そんなタイカシリーズの中には、ティンボックスがあり、手軽にクラウス・ハーパニエミの世界観を楽しむことができます。「イラストを手がける際には、ストーリー性を重視する」という氏のスタンスが、缶一面にぐるりと色濃く表現されており、見る者を惹きつける魅力があります。
|魔法の世界が生む、幻想的なイラスト
タイカとはフィンランド語で”魔法”を意味します。この作品はフィンランドの自然や、森の中に住むフクロウ、鳥がモチーフとなっており、それらが幻想的な魔法の世界感の姿で表現されています。とてもファンタスティックですね。
クラウスさんは自身の作品にストーリー性を持たせることを重視するそうで、この作品もまた故郷のフィンランドの自然をインスピレーションを得て、独自のストーリーを生み出すことに成功しています。
● メーカー | イッタラ/iitalla(フィンランド) |
● デザイン | パターン:クラウス・ハーパニエミ/本体:ヘイッキ・オルボラ |
● サイズ | 丸型:W12.8cm×H19.5cm×D20.0cm/ボックス型:W28.0cm×H13.0cm×D17.8cm |
● 材 質 | ブリキ(すずメッキ) |
● 生 産 国 | made ind Thailand |
■クラウス・ハーパニエミ Klaus Happaniemi/フィンランド 1970~
幼少時に見たロシアのTVアニメに影響を受けて、イラストレーションへの興味を持ちます。フィンランドのラハティ応用科学大学のグラフィックデザインを専攻しています。 リーバイス、マリメッコ、ドルチェ&ガッバーナなど数々の有名企業へのデザインを提供しており、現在はロンドンを拠点に活動し、自身のブランドも立ち上げています。 日本では2010年開催の伊勢丹クリスマスのメインビジュアルや、ディスプレイ等も手掛け、一躍有名になりました。おとぎ話に出てくるような独特なイラストのタッチが、人気を博しているようです。
■イッタラ iittala 1881年~
イッタラは、1881年にガラス工場として設立されました。1920年代から1930年代にかけイッタラは、家庭用品の生産を継続するとともに、実験的で芸術的な商品を作るベンチャーへと拡大しました。 その時期にアルヴァ・アアルト、オイヴァ・トイッカ、タピオ・ウィルッカラらが活躍したようです。 現在ではアラビア、ロールストランド=グスタフスベリ等を傘下に置き、フィンランドを代表する企業へと成長を遂げました。