| プチ旅行記… 四国へ行ってきました。 ~中盤編~
四国へ到着してから二日目ですが、距離的に中々遠いですね。鳴門大橋を渡り淡路島を抜け、初めて徳島に上陸してから、一応途中の目的地に決めていた”室戸岬”へ向かいます。達成感を求めてまず先端に行きたくなってしまうのは、人間の性なのでしょうか。
●徳島から室戸を目指す
鳴門市から室戸岬までは、下道でしか行けないようで、ざっと3時間ぐらいだったでしょうか。阿南市を越えたあたりから、段々と民家や建物が少なくなり、海岸線に隣接するゆるい山道を淡々と走って行きます。ここら辺の景色は一見すると大きな森が広がっているのですが、森を抜けると急斜面の崖があり、すぐに太平洋の景色が見えます。
途中ふらっと立ち寄った砂浜海岸の景色です。ごつごつとした岩が垣間見える姿は、いかにも四国の外海らしい景色ですね。途中、弘法大使が修行を行ったという洞窟(御厨人窟)があったりしました。その洞窟から太平洋の海を見た時に、”空”と”海”が目に入り、”空海”と名付けたそうらしいですが…
●室戸岬に到着しました。
駐車場に車を止め、ふと見上げると巨大なブロンズ像が立っていました。そうここは幕末に活躍した獅子”中岡慎太郎”の故郷なのです。一応観光地のため、室戸岬への入り口は公園のように整備されていました。
公園を抜けると向こうの方に大きな海原が見えてきました。ごつごつとした岩が並んでいます。しかし所々に岩の隙間から植物が花を咲かせています。
ようやく海岸まで辿り着きました。そこそこ波が荒く、遮るものがないため風もあります。砂ではなく小石が並ぶ浜で、なかなか見かけない原始的な風景です。このような感じがしばらく続き、冬場は少し寂しい雰囲気がする海岸線です。
小石で出来た浜を見るのは、生まれて初めての経験でした。浜は海水浴場のように大概砂浜だと思うのですが、ここまで小さな石ころが並ぶ光景を見ていると、まるで川に居るような錯覚を受けます。おそらく室戸岬特有の地層のためでしょうか。
ここら辺の海水は、中々透明度が高いです。
生まれて初めて四国へ来て、一応夢であった室戸岬をまず見ることができました。冬場は正直少し寂しさを伴う場所な印象で、後ろにそびえ立つ中岡慎太郎の銅像が、まさしくこの岬の厳しさを象徴しているかのようです。
ですがその先には広い太平洋が広がり、雄大な自然を感じられるすばらしい場所でもありました。