スペインの北西部、ガリシア地方に所在している陶磁器メーカー「サルガデロス」からプロデュースされている、陶器製のベースシリーズです。こちらは古くから伝わるケルト装飾をモチーフとし、ブランドの特徴である「サルガデロスブルー」と呼ばれる深いブルーと共に、独自の世界観を築いています。いくつか並べてディスプレイすると、ガリシアの雰囲気を演出してくれます。
スペイン北西に位置するガリシアは、地中海に面する温暖な気候を持ち、古くには現在の中央ヨーロッパからケルト人が移り住んだ地です。ガリシアにてケルト文化が独自の発展を遂げ、スペインの中でも独特な文化を育んだ地域として知られています。 サルガデロスでは主に古くから伝わるケルト装飾と呼ばれるパターンをモチーフとし、それらを現代的な技術や解釈を踏まえて表現しています。
ケルト装飾に代表される伝統的な模様を、テーブルウェアやオブジェ等の装飾の基盤としています。伝統を踏襲しつつ、現代的なテイストやアレンジを加え、リファインされたケルト装飾がそこにはあります。ガリシア地方は陶磁器の原料となる良質なカオリン(粘度)の産出地であり、またブランドのキーカラーである”サルガデロスブルー”を基調とするなど、他ブランドとの差別化を図っています。
フラワーベースの裏面にはブランドの刻印が入っています。パッケージはケルト模様をモチーフとした、ガリシア文化らしい模様デザインが目を引き、他ブランドには無い印象的な仕上がりになっています。
サルガデロス は1800年初頭、事業家アントニオ・ライムンド・イバニェスにより、スペイン北西部のガリシア地方に創業したことから始まります。当初は製鋼所でしたが、高級磁器の原料であるカオリンの産出に恵まれたこともあり、19世紀初頭から本格的に磁器の生産を始めました。ガリシアの独特な文化と、ケルト文化の伝統的な形式やモチーフに触発されたサルガデロスの磁器は、革新的かつ独創的なデザインとなっています。
