エステリ・トムラの手書きのデザイン画を元に、写実的な表現で描かれたイラストが印象的なボタニカシリーズの陶板は、1978~1989年までの約20年間で、およそ50種類のデザインが作られました。多い年では年間5~6種類のデザインが毎年発表されていたようです。このシリーズのもう一つの特徴は、実際に北欧諸国に咲く花をモチーフとしているところです。
様々な色彩や形の植物が見本とされており、実に色彩豊かなシリーズの土台となっています。
またこのシリーズにはフラワーベースもあり、こちらも20種類以上のデザインパターンがあります。エステリ・トムラの創作意欲は非常に旺盛で、アラビア在籍時代には本当に多くの作品を残しています。
シルクスクリーン印刷で印刷された転写シールは、発色が良くとても美しいものです。
背面には紐通し穴が付いています。紐などを通せば壁に吊るすことができます。
こちらで取り扱う商品は実際に使用されていたユーズド品です。長い年月暮らしの道具として大切に使われてきた「風合い」として、細かいキズやシミ、色褪せ等がある場合がございます。新品では味わえない、ヴィンテージ特有の風合いを楽しんでいただくことにご理解を頂いた上でご注文いただけますようお願い致します。
1947年にアラビア社に入社以来、150ほどの食器の装飾・デザインを手がけたデコレーター。シンプルなデザインが好まれた時代でも、デコレーションの収容さを貫き、多くの愛らしいデザインを生み出した。 代表作は、Krokus、Aurinko、Gardeniaなどでアラビア社の100周年のデザインも手がけている。 繊細で複雑な植物画を得意とし、今尚コレクターから愛される人気デザイナーです。
アラビアの創業は1874年と古く、スウェーデンの製陶会社ロールストランドの子会社として発足。主に磁器と陶器、 タイルなどの生産が中心でした。その後、カイ・フランクやウラ・プロコッペなど有名なデザイナーが加わり、芸術性の高いデザインを世に多く輩出しました。現在ではイッタラの傘下となり一ブランドとなっています。