ジーガントフタを代表するアーティスト、アイモ・ニエトスブオリさんの陶板シリーズです。 このシリーズの面白い所は実際に北欧に咲く花をモチーフとしており、中には○○県の○○花といった具合に 裏面にサインが入っていたりするところです。 レリーフ状の作りになっており色彩も豊かで、 なんと言ってもヴィンテージな雰囲気が良いです。
こちらは青と紫の花(恐らくパンジー?)がモチーフとなっています。葉と花びらの立体感が、いっそう作品を生々とさせ色彩豊かに表現されています。 ヴィンテージ品ですので経年劣化による渋みが良い雰囲気を醸し出しています。 壁に飾るときは後ろに付いている針金をフック等に掛けて吊るします。
やはりこの陶板やオブジェのいい所は、土が持つ良さをとても良く引き出している所ではないでしょうか。プラスそこにスウェーデンの植物や動物をモチーフとしている部分がとてもよくマッチしています。ヒマワリの陶板なんかはもう飛び出してきそうな感じです。
結構この手の飾り陶板は、シンプルなお部屋が似合いそうな感じですね。何もない壁に一枚だけ飾ったりすると 良い感じになりそうです。オブジェも素朴な雰囲気なので、インテリアにスッと溶け込みそうです。
アイモ・ニエトスブオリはジーガントフタを代表するアーティストの一人です。18歳のころ陶芸を学ぶためにスウェーデンに渡り、Ernst Hornfeldtの元で陶芸を学びます。(Ernst Hornfeldt氏はフィンランド語を話せたため、アイモさんはスウェーデン語を習得するのが早かったそうです)その後自身のスタジオ・アトリエLertuppenを立ち上げ、自身の作品を販売したり、陶芸教室などを開催していたようです。 個展を開催していた時にジーガントフタの目に留まり、1976年にデザイナーとして採用され、25年間に渡りジーガントフタのチーフデザイナー を勤め1400以上の作品を作りました。
ジーガントフタは1942年 ジョン・エバート・ジョンソンによってスコーネ県のヘルシンボリに設立された。当初会社は家庭用木工製品を作っていた。その後会社は成長し1944年には同県のガントフタという町に移転した。(名前は地名から取ったもの。) 1950年頃から陶磁器製品を作り始め、70年頃から本格的にデザイナーを雇い自社製品を作り始めた。それ以降会社は黄金時代に入りデザイナー達により、多くの作品が世に排出されました。