老舗メーカ”ラプアンカンクリ”の湯たんぽです。フェルトカバーは100%ウール製で、保温性にも優れています。また肌触りも良くチクチクしたりすることもあまりありません。カバーは取り外しが出来るので、丸洗いも可能です。長い伝統を誇るラプアンカンクリならではといった所ですね。
いろいろな柄が描かれたカバーは、やはり目を引きます。今日ではマリメッコ等で活躍する日本人デザイナーの鈴木マサル氏などが、デザインを手がけていたりします。
湯たんぽの中身のボトル部分はというと、ドイツのファーシー製で、主に樹脂製品を取り扱うドイツでは老舗のブランドです。度重なる耐性実験をクリアする等、品質においては日本にも通じるクオリティを持っているようです。意外にもこの樹脂は強度があり、大人が踏んだだけでは破れたりしないようです。また当然のことながらアウターのフェルトウールと伴って、保温性にも優れています。
実際にお湯を注ぐ口はネジタイプになっていて、ここを開け閉めして使います。精密に作られた樹脂は確実に水漏れを防いでくれます。 またインナーボトルは取り外すこともでき、フェルトは丸洗いが可能で、メンテナンスにも優れています。
■お湯を注ぐ口はネジタイプになっていて、ここを開け閉めして使います。精密に作られた樹脂は確実に水漏れを防いでくれます。
■中身のボトルは折るようにして取り出すことができます。
1900年初頭、現経営者であるエスコ・ヒェルトの祖父がテキスタイル事業を始めたのが最初で、それから 1973年にラプアンカンクリが立ち上がりました。当初はフィンランドの伝統であったタペストリーを手作業から 織機による生産方式にて製造した数少ない企業でした。 また麻製品を作るうえで麻糸は切れやすく、折るのも難しいため必ず人の手が必要になるそうです。そうやって昔ながらの伝統とともに 新たな技術やデザインを取り込み、今日に至ります。