ノルウェーを代表する陶磁器メーカー「ポシュグルン」から60年代当時にリリースされたミニオブジェシリーズです。こちらは「ノーマンNorman」という名前で、デザインを手がけたのは、アンネ・マリー・オデガード氏です。こちらのシリーズは、当時のノルウェー陶磁器/ガラスアワードで、金賞を受賞した作品でもあります。
こちらの商品は1960年代当時に作られた、ヴィンテージ品です。北欧デザインらしいサンタクロースを彷彿させるようなふっくらしたデザインと、綺麗なブルーとホワイトのコントラストが魅力的なアイテムです。
1950年代当時はヨーロッパ諸国のでは陶磁器生産が盛んで、ノルウェー国内のポシュグルンも例外ではありませんでした。多くのデザイナーが活躍し、多くの絵付けが施された作品を輩出しました。デザイナーであるアンネ・マリー・オデガード氏が、ポシュグルンに入社したのが、黄金期であった1950年代です。
彼女はテーブルウェア以外に、オブジェや壁掛け、ジュエリーといった分野も手掛けていました。特に小さな額縁にセラミックタイルを入れた壁掛け作品は人気だったようで、海外のオークションでよく見かけます。彼女の才能はすぐに認められ、ポップな絵柄やデザインは当時から人気だったようです。
1931年ノルウェー生まれ。オスロの芸術工科大学を卒業後、1954年にポシュグルンにデザイナーとして採用されました。 1960年~80年代くらいまで、多くのテーブルウェアやアートピース作品等を製作し、いくつかの受賞歴があります。 オブジェや陶板等に見られる、女性らしい繊細なタッチのイラスト表現を得意とし、人気のデザイナーだったようです。 また病院や美術館等、公共建築物のインテリアなどにも関わっており、多くの作品を残しました。
Porsgrund Porlicen(ポシュグルン)は、ノルウェーで古くから陶磁器製品を作る、老舗ブランドの一つです。 首都オスロから南西に約100km離れた街”Porsgrunn”の中央に流れる川に隣接する素敵なロケーションです。 ポシュグルン は1885年、実業家ヨハン・ジュレミアッセンにより設立され、当初から絵付けアーティストらを起用し、質の高い製品を生産していました。当時はヨーロッパ諸国では製陶会社が多く作られており、マイセンやローヤルコペンハーゲン、ロールストランドといった海外のメーカーに影響を受けました。