2018年頃からイッタラの新たな試みとして、このクリスマス用のガラスオーナメントが発売されましたが、まず円柱パッケージがまるで上品なギフトボックスのような形になっており、クリスマスプレゼントのようなワクワク感を感じさせてくれます。
中を開くと5種類のカラーのガラスオーナメントが、円に沿って並べられており、淡いグラデーションがとても印象的です。オーナメントボウルはボリュームのあるサイズで、ツリーや飾りつけの際にはワンポイントになりそうです。イッタラらしい演出です。
クリスマス用のガラスオーナメントが発売されたのが2018年で、当初発売されたのがこのレッド。それからグレーやミックスカラーが、毎年発売されるようになりました。ツリーの装飾としてガラス玉を付ける試みは今まで無かったものです。
この手の”吊るすタイプ”のオーナメントは、カイ・フランクの「アテネの朝」というガラス作品がありますが、クリスマス専用はこのガラス玉オーナメントです。
それぞれのガラスボールの裏面付近には、イッタラロゴが白くプリントされています。これがあると所有感や安心感、信頼感が沸き上がります。
イッタラの良い所のひとつに、パッケージデザインがあります。特にこの商品においてはクリスマス商品ですので、パッケージも豪華な装いです。
イッタラは、1881年にガラス工場として設立されました。1920年代から1930年代にかけイッタラは、家庭用品の生産を継続するとともに、実験的で芸術的な商品を作るベンチャーへと拡大しました。 その時期にアルヴァ・アアルト、オイヴァ・トイッカ、タピオ・ウィルッカラらが活躍したようです。 現在ではアラビア、ロールストランド=グスタフスベリ等を傘下に置き、フィンランドを代表する企業へと成長を遂げました。