1971年発売されたミランダは、ボウル、ケーキスタンド、キャンドルホルダー、クリーマーなどが揃うコレクションでした。 その中の脚付きボウルを、ヘイッキ・折るボラが新たに、オリジナルの111mmより少し大きくより汎用性の高い145mmサイズにリ・デザイン。ナチュラルで温かいトーンの6色展開で再登場です。
インテリアアイテムとしてキャンディーや小物を入れるのはもちろん、小さな観葉植物のプラントカバーとしても。 また、フルーツやデザートのサービングボウルとしても活躍します。
ミランダとは太陽系の惑星”天王星”の周りに存在する衛星で、表面が氷で覆われた小さな惑星です。(ミランダという名前は、シェイクスピアの戯曲『テンペスト』に登場する人物の名前に由来しているそうです。)
ガラスボウルに描かれたパターンが植物柄ではなく、氷の惑星の表面をモチーフとしており、連続した幾何学パターンが、逆に植物的な装いを呈しており、ヘイッキ・オルボラの発想力やユーモアセンスが垣間見えます。
このガラスボウルは天王星の衛星「ミランダ」をモチーフとしており、従来の植物等のパターンと違う様相を呈しています。自然をモチーフとすることが多いイッタラならではの演出方法です。
2020年頃から様々なアイテムにおいて、新しいグリーンをメインとしたパッケージが採用されました。見ていても気持ちの良いカラーです。
デザイナー・ガラス作家 1960年代から活動。最初はフィンランドのガラスメーカーNuutajarviのアーティストとしてスタート。 1987年よりアラビアに参加し、 MoreeniやIllusia、24hなどのシリーズをデザイン。 1980年代の終わりにはマリメッコでテキスタイルのデザインも行っている。 またiittalaとマリメッコのコラボレーションによるカラフルなキャンドルスタンドのシリーズKiviが有名。 数々の受賞暦がある。1998年にはカイ・フランク賞(フィンランド)を受賞。
イッタラは、1881年にガラス工場として設立されました。1920年代から1930年代にかけイッタラは、家庭用品の生産を継続するとともに、実験的で芸術的な商品を作るベンチャーへと拡大しました。 その時期にアルヴァ・アアルト、オイヴァ・トイッカ、タピオ・ウィルッカラらが活躍したようです。 現在ではアラビア、ロールストランド=グスタフスベリ等を傘下に置き、フィンランドを代表する企業へと成長を遂げました。