2017年に新たに加わったティーマのライトブルーです。ティーマは1958年に発表された巨匠カイ・フランクのデザインで、今も尚作り続けられているベストセラー品です。 1950年代に作られたキルタシリーズ(現在のTEEMAの原型)に基づき、 毎日の生活の中で使われることを考慮し、一切無駄のない機能美を追求しています。
無駄を省いたその形は、まさにカイ・フランクならでは。 また豊富なカラーバリエーションは見ていても飽きません。 今回のドッテドブルーはティーマシリーズに新たな風を吹き込予感がします。そんなティーマは料理がとても似合うテーブルウェアです。
デザイナーであるカイ・フランクが作り出す物は、厳格な機能性思考により、極力無駄を省いたデザインになっています。 その中でもティーマやカルティオは、日常的に使われることに重きを置いたアイテムとなっています。液体を注いだ時に美しく見える。また扱い易く、スタッキングしても使えるように設計されています。
カルティオのもう一つの魅力として、豊富な美しいカラーバリエーションがあります。カイ・フランクは”カラーはデコレーションの一部である”と言ったように、決して使い手の邪魔をしない、絶妙なカラーリングが揃っています。
カイ・フランクはフィンランドのヴィーブリに生まれました。ヘルシンキの美術工芸大学で家具デザインを学び、その後テキスタイルデザイナーとして活動を始めます。1945年アラビア社に入社し、陶磁器/ガラスデザイナーとして活躍しました。1950年には同社のアートディレクターに就任。デザインだけではなく生産面の能率等も考慮し、製品を作っていました。代表作にTeemaシリーズとして現在でもロングセラーを続けているKiltaシリーズやカルティオシリーズ等があります。また大学教授等も兼任しており、まさにフィンランドデザイン界の巨匠と呼ばれる人物です。
イッタラは、1881年にガラス工場として設立されました。1920年代から1930年代にかけイッタラは、家庭用品の生産を継続するとともに、実験的で芸術的な商品を作るベンチャーへと拡大しました。 その時期にアルヴァ・アアルト、オイヴァ・トイッカ、タピオ・ウィルッカラらが活躍したようです。 現在ではアラビア、ロールストランド=グスタフスベリ等を傘下に置き、フィンランドを代表する企業へと成長を遂げました。